お知らせ
様々な方々のご協力のもと、きみづかアーキテクツ一級建築士事務所が東日本大震災を機に10年近く携わってきた、仙台の農家住宅復興プロジェクト仙台・住み継ぐ家の記録が建築資料研究社より出版されています。
代々住み継がれてきた家を、物理的に次世代へ引き継いで行くというだけでなく、それによって、いかに、今を生きる住まい手にとっても、より多くの豊かさを宿すものに出来るのか。被災を契機に、「農」の営みから生みだされた古民家の原型とその変遷、そして、住まい手のライフスタイルや価値観のフィールドワークを並走させながら、両者の共存と相乗効果を目指した家づくりの記録です。
ドキュメンタリー的でありながらエッセイでもあり、専門書的でありながら一般書でもありますので、家づくりや住宅、古民家などが好きな幅広い層の方々が、興味のあるところだけ掻い摘んで読んで頂いても構いません。竣工写真はもとより、通常は改めて説明することはない、他愛もない意匠に込められた思いや決定のプロセスの解説、クライアントインタビューなども収録しています。