













用途:戸建住宅|構造:在来軸組構法|規模:地上2階建て/
設計・監理:きみづかアーキテクツ
写真:安田 誠、その他
Azamino SOHO 市のある家
2010 – 2011
神奈川県
子供を抱えるクライアント家族の住まいに、彼らが経営する事業のオフィス兼サロンを併設した郊外型Sohoです。
働くという行為は、社会との関係を構築する行為ですが、 高度経済成長期やバブル期のベッドタウンに展開してきた郊外型住宅は、働くことと住むことを分離することを前提に、近隣との希薄な人間関係を助長する閉じた箱になることが運命づけられてきました。
一方、インターネットをはじめとする情報インフラの発達は、住宅の自閉性とは無関係に個と社会を結び付け、 そこで生じた新たな類のコミュニティが、現実の人と人との繋がりに発展しています。
このSohoは、住まい手にとって、“働く場”に、ネットショップが扱う商品をきっかけに生まれたコミュニティの“集いの場(サロン)”を併設することで、 住宅の自閉的な殻を破り、次世代型の個と社会の関係を育む場として、 公私、内外、親子等、様々な次元の境界が曖昧に連続するライフスタイルに応える住宅建築を目指したものです。
サロンはテラスと共に多目的に活用されていますが、中でも不定期に開催されるマーケットの日は、兼用住宅でありながら、地域に賑わいをもたらすものとなっており、家開きの象徴的な姿を見せています。
また、設計当初は、建築に翻訳できるほどの明確なコーポレートアイデンティティが見だせなかったこともあり、サロンは多目的性を許容するニュートラルなものとして計画されましたが、持続的なアクティビティが途絶えない限り、年を重ねるにつれてクライアントの個性が様々な変化と共に育まれ、固有の趣として宿ることになるでしょう。
用途:戸建住宅|構造:在来軸組構法|規模:地上2階建て/
設計・監理:きみづかアーキテクツ
写真:安田 誠、その他
CASE STUDIES
Insurance Bank Prototype #2
2007
Insurance Bank Prototype #1
2007
Insurance Bank Concept
2006