仙台・住み継ぐ家 第1期 
2012 – 2014
宮城県

東日本大震災の津波によって全壊判定を受けた古民家(農家住宅)を、建て替えずに住み継ぐことを決意した、クライアント家族のための復興プロジェクトです。

単なる民家の現地再生や修繕に留まることなく、農家食堂や寺子屋、イグネの再生などの長期的なブループリントを描きながら、次世代農家の新たな住まい方、価値観を模索、反映しながら、段階的整備を行っていくことを目指しました。

第1期工事では、将来的なプランを想定した上で、主屋の躯体の復旧や補強、及び、雨風を凌ぐための外装の改修を、限られた予算の範囲で出来るところまで進めました。

既存の縁側の木製欄間窓から派生した木製建具や、竈の墨モルタルに因んだ薄墨による黒漆喰は、既存の複製や過去の復元でもなければあからさまな対比による現代デザインでもない、時間軸上にあるスミツグイエのコンセプトを踏襲しています。

この後に展開した第2期を含む本プロジェクトの10年の記録は、建築資料研究社より出版された君塚による著書「スミツグイエ~東日本大震災からの古民家復興~」で、詳しく紹介していますので、興味のある方は目を通してみてください。

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用途:農家住宅|構造:伝統的構法|規模:平屋建て|
改修設計・監理:きみづかアーキテクツ|耐震補強:エスフォルム

CASE STUDIES

著作:スミツグイエ 
東日本大震災からの古民家復興

とくラボ 
2016-in progress

Azito
2015

イグネ再生構想 by Kmizuka Architects

仙台・住み継ぐ家 イグネ復興計画
2014-2016

家を生み出すチカラ展 by Kmizuka Architects

家を生み出すチカラ展
2012

Garden Spa #2 by by Kmizuka Architects

Garden Spa #1
2011

Garden Spa #1 by Kmizuka Architects

Garden Spa #2
2011

M house by Kmizuka Architects

M House
2011

O House
2008-2009

Y house by Kmizuka Architects

Y House
2007-2008

Villa Cocoro 
2007-2008

insurance bank prototype #2 by Kmizuka Architects

Insurance Bank Prototype #2 
2007

insurance bank prototype #1 by Kmizuka Architects

Insurance Bank Prototype #1 
2007

insurance prototypes concept by Kmizuka Architects

Insurance Bank Concept 
2006