上棟

OLYMPUS DIGITAL CAMERA先週の土曜日の時点で土台を組み始め、今回はクレーンを使わず人力で建て方を行っているのですが、わずか4日でここまで出来上がってしまいました。通常、クレーンを使って建て方をする場合は、1~2日程度で基本的な骨組を上げた後は、大工さんが2人ぐらいになってゆっくりと進むのですが、今回は人力で棟上げした勢いで、ここまでやりあげてしまったようです。現場は東京では見られないような活気がありました。大工さんの棟梁も「大変だったよ!」と言いつつも生き生きして見えました。

この日は、屋根の野地板を張る前に、垂木や梁の上に乗った垂木の間に入れる面戸の留め付け状況を確認するため、事前に日程を調整して訪れたのですが、現場担当者がコントロール出来ないほど現場が早く進行し、屋根の野地板はもとより、防水層(アスファルトフェルト)まで張られてしまった状況でした。そんなわけで、写真を撮っておいたからというので、屋根についてはそれで確認することになりました。

現場が早く進むのはとても良いことですし、写真で確認できるならそれでも良いのですが、隠ぺいされる部分の確認が事後報告ばかりになると、間違っていたり不備があった時には、やり直しという二度手間になってしまいます。そして、それによって現場の士気が下がってしまわないかが不安なところです。

とは言え、翌日から雨が降るという天気予報だったので、その前に勾配屋根の防水まで終えたことは、たとえ一部にやり直しが出たとしても、総合的には良かったことなのかもしれません。

全体の骨格が組みあがったので、これから耐力壁や細かな接合金物が取り付けられていきます。

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ちなみに、これは、昨年末に大工さんの工場で見た屋根の隅木です。軒天井との取り合いで、隅木が天井裏に納まるようにカットされています。