計画地:静岡県
用途:休憩・通路デッキ
構造:木造
Villa Cocoroと併せ、木材を中心とする廃材を用いて計画された外構造作。
既存の梅の木と地形のコンタを頼りに、通路デッキを配し、小川を望む休憩デッキに導くという骨格のみをつくり、時間を掛けて植栽を施していくという計画。写真は竣工後2年程度経ってからのものを含んでいますが、大分緑が馴染み、廃材の風合いが現れてきています。
廃材は、将来周辺に生い茂るであろう 草木と入れ替わりながら、徐々に地面に帰り、最終的に初期に作られた骨格は、図から地へ変化していきます。
朽ちることがあらかじめ想定れたこれらのデザインは、 計算された小奇麗な納まりを図面化するという方法ではなく、 大きなイメージと、納まらないように納めるというルールだけを決めた スケッチをもとに、あとは職人達の裁量でつくられています。
写真: Kimizuka Architects