Azamino Soho の1階に設けた サロン を利用して、年に数回企画されることになった マーケット の光景です。地域に開かれた家 というものが、コンセプトだけでは終わらずに活用されているのは、住まい手の努力と熱意があってのことです。来訪者が近隣住民が中心であることもポイントです。平常時も、様々なセミナーやイベントが企画され、地域の コミュニティサロン 的な存在感に達しつつあります。
実際にこれだけの賑わいがある中に身を多くと、住居エリアと サロン エリアが 小さな吹き抜け で連続している効果がわかります。圧迫感の軽減や、上から下が覗けるという、心理的な安心が一番大きいですが、個人住宅規模の建物に人がこれだけ集まった場合、2階の窓を開けることで空気の循環も大分違います。
小さな子供がモノを落とすなどのいたずらをするらしく、吹き抜けには当分の間、ネットが張られることになりましたが、不思議と馴染んでいるようにも映るのは、この家が住まい手によって使いこなされてきている証です。
Photo: Kimizuka Architects