イギリス暮らしが長かったクライアントは、玄関の上がり框を設計当初から望まなかったので、玄関廊下のスペースを一体に取り込んだ土間ギャラリーを提案しました。
さらには、隣接するガレージをガラスで仕切ったり、隣地の緑を取り込んだりとしているうちに、気が付くとそれなりにリッチなギャラリースペースが出来ました。
展示壁はピクチャーレールを敢えて設けず、自由な展示物のレイアウトが可能なように、合板を裏打ちしています。
竣工当初は何もないスペースでしたが、クライアントはアートワークをする方なので、徐々に様々な展示物が置かれはじめ、最近は、かなり充実した土間ギャラリーとして、使いこなして頂いているようです。
ちなみに、靴棚は、階段下収納内に納めています。
Photo: S. Ohshima