きみづかアーキテクツ一級建築士事務所
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Case Studies

よみがえりのレシピ

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昨日、多分興味があるに違いないと誘われて「よみがえりのレシピ」というドキュメンタリー映画の試写会に行きました。

しかし、試写会場までの道を迷った為、途中から見始めることに。

はじめは、東京では馴染みのない、いろいろな野菜があるんだなあと、単純に思いながら見ていているうちに、

ここのところの疲れもあいまって睡魔も襲ってきてしまったのですが、

だんだんと、映画の演出が、けして明るくないことを察知し、

その背後にあるメッセージ性を感じ、最後はくいるように見ている自分に気が付きました。

 

この映画は、山形に今も残る、在来種の野菜を次世代に残していくための人々の活動が記録されている映画です。

この、何でもかんでも輸入に頼るご時世で、何故、在来種の野菜が山形で今でも残っているか。

これは、山形という地が、決して食に恵まれた土地ではなかったということと無関係ではなく、

逆に言えば、そのような恵まれない条件によって、自らが生き抜いていくための技術が伝承され続けてきたというわけです。

そして、そういった自分たちの為の努力が、今、より普遍性をもった問題として、なにがしかの価値を発信し始める兆しがある。

この、宮沢賢治(山形ではないけれど)の「セロ弾きのゴーシュ」のような現象に、個人的な感動すら覚えました。

 

何でも、買って消費すれば良いという、お金がなければ何ひとつできない社会とは違う、

地味で、けして容易ではないけれども、単純にお金には換えられない価値を自ら生み出し続ける社会のかたちは、

これからの時代を生きていく上での必要なバランスについての何かを、都市にいる僕たちにも示しているように思いました。

 

試写会の後、感想文を置いていくことが出来なかったので、ブログを借りて書きました。

興味のある方は是非ご鑑賞を。 http://y-recipe.net/

見た直後よりも、その後の余韻の中でいろいろと考えさせられるテクスト型ドキュメンタリーです。

 

渡辺監督、きちんとお話しできませんでしたが、影ながら応援しています!

 

 

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建築知識 2012年9月号 最強の木造現場「マンガ×写真」図鑑

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建築知識2012年09月号内の特集、「最強の木造現場「マンガ×写真」図鑑」の共同監修をやらせて頂きました。

木造住宅の監理のポイントを漫画と解説文で綴っています。

デザインや建築論に関するものではなく実務本です。漫画付きとはいえ、一般の方が読んでも恐らく意味が分からないと思いますが、建築家はデザインや設計やウンチクを垂れているだけでなく、現場が始まるとこういうこともやっているんだ、という雰囲気がわかるかもしれません。漫画に登場するキャラのリアクションは、現実のものと大分かけ離れていますが。(笑)

実務者にとっては、木造初心者から中級者向きの内容です。比較的広く浅く扱いつつ、マニアックなポイントもいくつか盛り込んではいますが、すべてを網羅しているわけではないので、あくまでも補足資料としてご参考頂き、ご自身の図鑑にカスタマイズしていかれたらどうかと思います。

購入はアマゾンから → 建築知識 2012年 09月号 [雑誌]

 

 

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成長する子供部屋

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少し前になりますが、お施主さんから子供部屋の写真が届きました。

設計当初は、お子さんたちがまだ小さかったので、将来的な柔軟性も考慮し、日当たりや風通しが最も良い最上階のワンフロアを、落書きもOKな、白いキャンバスのようなプレイルームとして計画していました。

そんな子供部屋にも、新しい勉強机が置かれるようになりました。壁には名前のイニシャルをつけた手作りネームプレートも貼られています。これからも少しずつお子さんたちの成長に応じて、置かれるモノの種類や置き方、そして使われ方が更新されていくことでしょう。

時間の経過と共に、住みこなされていく家は、常に新鮮に映ります。

住宅は、新築時にあれもこれもと全てを揃えてしまわなくても、大きな骨格と、ライフスタイルのヴィジョンさえしっかりと計画に反映していれば、徐々に手を入れたり工夫をしていくことで育っていきます。

僕らのような建築設計事務所を窓口とした家づくりの特徴は、即席で建物を建てるための設計ではなく、建主との一対一の対話に時間を掛け、しっかりと育っていく、固有の「苗」をつくるプロセスにあると思います。

 

 

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s.kishi 個展 ”10 years.. ~壁を飾る~”

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Kimizuka Architectsが設計・監理しCase Studiesでも紹介しているO Houseのクライアント、S-Kishiさんの個展がフォトカノン戸越銀座店で行われます。

テーマは「壁を飾る」。 S-Kishiさんのホームページ: http://s-kishi.info/

O Houseには、竣工後も幾度かお邪魔させて頂く機会がありましたが、来客時にLDKからは死角になるよう、キッチン背後にしつらえた小さなアトリエの様子が、その時々の創作活動内容によって異なり、個人的に興味深いものがありました。あの小さなアトリエで作られてきたものを含む過去の作品が、家の玄関土間のギャラリーから、街のギャラリーへ場所を移して展示されることはうれしい限りです。

今回は10年ぶりの個展ということで、壁を彩る作品を中心に展示が行われるようです。
ご興味のある方は戸越銀座を散歩がてら、足を運ばれては如何でしょうか。

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Azamino Soho マーケット

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3.11は、このプロジェクトの竣工引渡しの翌日に起こりました。

このプロジェクトは当初、次世代型SOHOと詠い、郊外住宅の閉じた殻を少しだけ取り払い、親と子や家族と地域の繋がりをテーマとして計画された、オフィス・サロン付兼用住宅でしたが、3.11の出来事以降、直接の被害の有無に関わらず、このテーマは軽々しくは扱えない、切実なものとして立ち現われてきたように思います。それ故に、設計者としては、このプロジェクトが当初の構想に基づき、活き活きと住まい手によって使いこなされることを期待してきました。

サロンとしては昨年5月に正式にオープンし、間もなく1年を迎えますが、住まい手の努力と熱意によって、少しずつ、個人住宅でありながら、地域に開かれたサロンとしての存在感を増してきています。先日は、年に幾度か開催されるマーケットにお邪魔してきました。公共施設でもない、かといって、所謂商業店舗でもない、地域に開かれた“個人住宅”が、年に幾度かマーケットとしての賑わいを見せます。来訪者の多くは、住まい手の輸入販売する“はちみつ入りのお茶”をきっかけに広がった近隣住民を中心としたコミュニティの方々です。

“個”のモチベーションから始まった小さなことが、少しずつ共感を呼び、地域や人の繋がりを作る。そして、そのような住まい手の意志をかたちとする家。それは、顔の見えない相手に対し、形式的に組み立てられる論理を超えられない、政治や投資目的の“箱モノ”によってはたどり着けない極みです。

建築が人の意志を操れるのではなく、人の意志こそが建築や生活環境を変えていくことが出来るという立ち位置に身を置けば、人の意志と、それをくみ取り、具体的なかたちとする建築家との二人三脚、そして、その相乗効果の可能性は無限に感じられます。

短い人生の中で関わることのできる人の数は限られていますが、ご相談頂く一人一人との出会いを大切に、個別の意志とテーマを扱うプロジェクトに、これからも携わっていきたいと改めて感じました。

当日の模様は“住まいの景”で近日中に紹介する予定です。

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